レーシック
レーシックで使われるレーザーは角膜の治療にも使われます。近視の矯正はその技術を応用した眼科治療です。
手術の流れ
レーシックはいろいろな術式がありますが、基本は同じです
①点眼麻酔をします。 | ②フラップを作ります。 |
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③レーザー照射をします。 | ④フラップを閉じます。 |
⑤これで手術終了です。 |
・手術は手術室入室から退室まで約20分を予定しています。
・手術中の痛みについては点眼麻酔と術前鎮痛剤でコントロールしています。
・視力の立ち上がりが良いため両眼の同時手術が可能です。
快適な視界のために
行き過ぎた過矯正にしない
少し強めに近視を治そうとすると過矯正になり遠視になります。20歳代の患者さんであれば少し過矯正の方が見やすいのですが、40歳代の患者さんでは過矯正にすると近方視がしにくく、いわゆる老眼になります。そうなると眼精疲労が出現し頭痛など体調不良を訴えます。快適な術後生活を送ってもらうため、どのくらいの近視を直しどのくらいの度数にするかを何度も検査します。そのためには3回の検査が必要です。患者さんが納得されないなら4回や5回検査に来院していただきます。
快適な視界のために
術後視力の満足度は乱視が左右します
乱視とは簡単に言うと”目の歪み”です。乱視は目全体にある場合があります。画像がダブって見えるのが特徴です。
視力が良くなれば気になってくるのが乱視です。多くの方は乱視があります。乱視度数が1度数(眼科では1ディオプターと表現します)以上ある方は乱視を補正しておく必要があります。個々の乱視度数を正確に測定し、正確に補正照射出来るレーシックにアイレーシックやウェーブフロントレーシックがあります。
レーシックを受ける事のできる方
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原則として年齢が20歳以上であること。(20歳未満の方はご相談下さい。)
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屈折が安定している方
上記の方でも手術に適応しない場合があります。詳しい説明会、適応検査も実施しています。お気軽にお問い合わせ下さい。
レーシックを受ける事のできない方
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眼に疾患がある方(白内障、緑内障、円錐角膜、弱視、網膜疾患のある方など)
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全身疾患のある方(糖尿病、膠原病のある方)
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妊娠中、授乳中の方
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向精神薬を使用中の方
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手術に関する説明を納得されない方